あーあ。眠ぃ。
隣ですやすや寝ているを見る。
いいなぁ…副隊長じゃないから集会に出る必要ねぇし。
半分寝てる体を起こして鏡を覗き込んだ。
やべー…ハネまくってる。
俺の朝はうねる髪との格闘から始まるといっても過言ではない。
そうこうしているうちにタイムリミットが近づいてきた。
そっと扉を開けて部屋を出た。いや、出ようとした、ら。
「危ない!!!」
「は!?」
「恋次、助けて!!修兵が…」
「俺が…?」
「キリンに食べられてる!!!!」
…何ちゅー夢を見てんだコイツは。
やべぇ、そろそろ遅刻しそうだ。
「じゃあな、」
そっと頬に口付けて。
「…いってらっしゃい。気をつけてね、」
「キリンに。」
…お姫様は夢の中。
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