友達の柚子は白哉のことが好きだ。
「もっと隊長のことが知りたいの!」
ならば、このあたしが一肌脱ごうじゃあないか!と、いうわけでここ(六番隊)にいるんだけど。
「いや、それだけは絶対に聞かないほうがいいぞ」
「えー、何でよ?」
「何でも」
「あ!白哉!」
「何だ」
「ちょっと聞きたいんだけどさ、好みの女の子ってどんな感じ?」
「(わーー!馬鹿!!)」
少し間をおいて彼はこう言った。
「お前、と言ったら?」
顔色一つ変えずに。
「聞きたいことはそれだけか」
「え、あ…はい」
「変な奴だ」
言葉とは裏腹に、彼は小さく笑っていた。
その光景にあたしは心を奪われてしまったのだよ。
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14巻の影響ですかね?
20040906
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