月明かりが綺麗な夜、なんだか眠れなくてベッドを抜け出した。静かに寝息をたてるシリウスを起こさないように。

談話室からは光が漏れていて、誰かが居ることを表していた。一歩中へ足を踏み入れると暖炉の暖かい空気が体を包み込んだ。





「」

「あら、ジェームズ。珍しいじゃない」





ソファに腰掛けて本を読む少女は笑って返した。机上のティーカップにはアルーグレイらしき紅茶が入っていて僕が見ているとはそれを手にして飲み干した。喉元が月明かりのせいなのか、いやらしく見えた。いやいや!君は親友の、シリウスの彼女だ。僕にもリリーという愛する人がいる。 隣、どうぞ と言われて我に帰り、ソファに沈んだ。





「その本、どうしたの?」

「ああこれ?リーマスに借りたの。勧められてね。推理小説なんだけどなかなか面白くって一気に読んじゃった。ジェームズもどう?」

「借りようかな」




はい、と手渡されたとき、ちらっと見えたの指。男のものとは違って細くて白い、小さな。ふとと目が合ってどきりとした。気を、紛らわそう。





「最近シリウスとはどうだい?」

「ふふ。順調よ。他の女の子と遊ぶのをぱたりとやめたの」

「へー、シリウスは君を溺愛してるんだね」

「……」

「照れなくてもいいよ」




「今度ホグズミードでダブルデートしようよ」

「いいね。リリーに伝えておくよ」

「楽しみ!」




今からうきうきしているを無性に可愛く思った。……やっぱり今日の僕はどうかしている。こんなことを考えてしまうなんて。目の前にいるのはシリウスの、




































「キスしてもいいかい?」
















軽蔑されると思った。僕らの友情はこれで終わると感じて寒気がした。なんてことことを口にしてしまったんだ!



は少しだけ驚いたけど、  バカね  と笑って僕の頬に口付けた。






「リリーが怒るわよ」






その少女の名前を聞いて、 リリーが怒るね と自分の口で発して、やっともとの世界に戻れた気がした。













月下の君













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浮気だ!!!ちなみに某漫画とは一切関係ありません。




20041224



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