ビ ュ ー テ ィ フ ル デ イ ズ









「…何でお前がここにいるんだ」

「だって部屋に戻ろうとしたら扉の向こうからウフンアハンって声が…」 

「(ジェームス!!!)」





まぁ要するに、同室のリリーさんとコイツの同室のジェームスさんが夜の営みをしていて入るにも入れず、一人で淋しいだろうシリウスさんのもとへやってきたって訳ですよ。





「だーれが淋しいって?」

「あたしは淋しいよ。一人じゃ寝れないし」

「(子供かよ)」

「いいですよー。嫌ならリーマスに泊めてもらうから」

「おい、待て」




リーマスは優しいから泊めてくれるだろう。同居人を追い出してでもね★明日になってウフンアハンな関係になってないとは言い切れないけど。ドアノブを引いた。動かない。何故って?シリウスの無駄に長い腕が塞いでいるからさ。




「待てって言ってるだろ」




どうでもいいが…耳元で囁くなアホ!!!!心の臓が口から飛び出してしまうんじゃないかと思った。




「さっかくおいしいシチュエーションなのによ」

「(おいしくないおいしくない)」




その片腕があたしの後頭部をグイッと掴んで奴のほうへ近づけた。てかキスされてるよ。



「!!」




角度を変えて何度も噛み付くようなキスをする。うーわー窒息死しそう!!割り込んできたシリウスの舌から逃げた。ここで捕まったら本気でヤバイと思った。あっけなく絡まってしまったのだけど。やっと離れたと思ったらキレイな目で見つめられて、




「好きだよ、




なんて言われたらもうどーでもよくなっちゃうでしょ。見上げれば天井ってときになってアイツが帰ってきた。




「シリウスーーーー!聞いてくれよ、リリーが…………!!」




最悪。二人して睨んだらすみません!とか言って去ってった。







「あー萎えた」

「ジェームス、右頬腫れてたね」

「無理やりヤろうとしたんだろ」

「あたしも殴っとこうかな」

「俺に!?」

「違うよ!」

「あ、そう(俺も無理やりだったというか何というか…)」

「シリウスのこと、好きよ」




「シよっか」

「は?」

「シよ!」

「ちょ…!」





あぁもう一度ジェームスよ来て!という願いは叶わなかった。
















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シリウスの一人称は俺でいきます。僕って柄じゃない…!
しかもなにこれ、下品…!




20040921
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